市原市では毎年7月に、養老川の氾濫を想定した水防訓練が実施されています。本年度はその一環として、住民の避難・避難誘導訓練を京葉小学校区を対象に行われました。
例年になく早い梅雨明けで朝から暑くなった晴天の7月10日(日)、五井西町会の参加者はまず五井西コミュニティセンターに集合(一次避難)し、ついで消防関係者の誘導で京葉小学校へ避難するという内容でした。
まず、現地水防本部から町会長宛に「避難勧告の発令」の連絡が入り、これに基づき町会ではコミュニティセンターでの受け入れ準備を行いました。引き続き、消防団の消防車による住民への広報が行われ、その知らせを受けて参加者はコミュニティセンターに徒歩で集合しました。 到着した参加者は名簿で名前を確認後、消防団員・市職員の誘導の下、京葉小へ集団で移動し、避難所である旧体育館に到着しました。
避難所での訓練としては、避難者へのお茶のボトルの配給があり、町会ごとにまとまって待機できるようになっていました。 また、避難所の運営を行うために、市職員や小学校長、町会長などによる運営委員会が模擬的に開催もされました。。
その後、保健センター職員による避難所における健康管理についてなどの講義が行われ、避難時のことについて勉強することができました。
東日本大震災の記憶が生々しい時期でしたので、五井西町会では約50名の参加があり、ご自分の避難バッグなどを持参された方も多数ありました。
なお、今回の訓練は行政側の仕事の内容や手順の確認がメインで行われ、町会も含めて住民側でどのような対応が必要かなど、今後の検討課題が残ったように思います。
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