去る11月13日(日)に五井西コミュニティセンターにおいて、平成23年度の自主防災訓練を実施しました。今年は東日本大震災という大災害の記憶がまだ生々しい中、個人で対応できる分野として、応急救護法・AED利用方法について五井消防局のご指導のもとに実施しました。参加者も例年より多く、皆様の関心の高さが伺えました。
また、DVDで阪神淡路大震災の被災者の方による体験報告を聴取し、地震発生の際とその後の避難生活の状況を勉強することができました。なお、東日本大震災についての教材DVDはまだ作成されておらず、次回以降に機会を設ける予定です。
昨年も同様のケガや心肺停止などに対する応急救護法を重点に行いましたが、1年ぶりということで忘れていることも多く、初めて参加された方も含めて、有意義な訓練であったかと思います。なお、五井消防署の警防班、救急班の皆様には、救急出動の合間を縫ってのご指導ということで大変であったかと、改めて感謝申し上げる次第です。
今年はサッカー選手が練習中に心筋梗塞で倒れAEDがあれば助かったのではとのニュースをご存知と思います。災害時でも公的機関による救助が入る時期には「時すでに遅し」という可能性も高く、頼みの綱は身近な人による救出・救護ということになってきます。心肺停止後、脳が死に始めるのはわずか3分後です。そばにいる人の救命処置で、救命率は大きく上がります。
助かるはずの命を守る救命処置の訓練が重要です。
今後も毎年このような訓練を繰り返し行うようにしたいと考えておりますので、次の機会にぜひご参加いただきますようお願いいたします。
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