近年、首都圏で地震があった際に、電車や交通が麻痺するケースが見られ、震度4〜5程度ぐらいでもかなり混乱する状況ですから、関東大震災級の震度6や7が来れば、「点検が終われば運行が再開される」などと言う呑気な状況では無くなることだと思います。
そのような場合は、首都圏で働く人々は自力で自宅まで帰らねばなリません。こうした状況を想定して、「震災時帰宅支援マップ」というものが出版されるようになってきました。
ここで紹介する帰宅支援マップは、数あるマップの中でも特に充実した内容のものです。
それは、昭文社の「震災時帰宅支援マップ」です。特徴としては、地盤にかかわる総合コンサルタントの中でトップクラスの企業が協力し、地盤に関するこれまでの豊富な情報を反映させている点が上げられます。震災時に予想される主要な道路の状況を周辺の火災や建物倒壊の危険度、地盤の弱さから3段階に区分して掲載されており、移動ルートを選定する目安が示されています。その他、以下に示す有益な情報が掲載されています。
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